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CFDとオプション取引の違い
オプション取引とは
オプション取引とは、特定の商品を、予め決められた日(期日)に、予め取り決めた価格で受渡しする権利を売買する取引です。
期日があることは先物取引とも似ているのですが、先物取引は売買の契約なのに対し、オプション取引は権利の取引になります。
オプションの種類にはコールの買い、コールの売り、プットの買い、プットの売りの4種類あります。 買う権利をコール、売る権利をプットといいます。
CFDとオプション取引には、どのような共通点と相違点があるのか調べてみました。
CFDとオプション取引の共通点
CFDとオプション取引は、以下の3点で共通しています。
- 売りから入ることができる
- 証拠金を担保にして取引可能
- レバレッジ制度がある
1.売りから入ることが可能
CFD・オプション取引とも、相場が上昇すると予想したときには「買い」から、反対に相場が下落すると予想したときには「売り」から取引を始めることができます。
2.証拠金を担保にして取引可能
CFD・オプション取引の両方とも、取引会社に証拠金を預け入れ、その証拠金を担保にトレードすることになります。そのため、商品を購入するための費用を全額用意する必要がありません。
3.レバレッジ制度がある
CFDとオプション取引は、証拠金を担保にしてトレードするシステムで、証拠金として預けた以上の商品を購入可能です。
証拠金の何倍もの商品を売買できる仕組みを、「レバレッジ」と言い、
CFDは最大5~20倍(CFD取り扱い会社や商品により異なります)
オプション取引は最大20倍前後(取引価格に対してです。相場状況により異なります)
のレバレッジをかけてトレードすることができます。
CFDとオプション取引の相違点
CFDとオプション取引には、相違点が5つほどあります。
- オプション取引は投資対象が異なる
- オプション取引は取り引き時間が限られている
- オプション取引は取り引きに期日がある
1.オプション取引は投資対象が異なる
オプション取引は投資対象が株価指数などを買うor売る権利ですが、CFDは株価指数や商品そのものとなります。
この違いは、どちらが有利とも言えません。
2.オプション取引は取り引き時間が限られている
オプションの取り引き時間は以下のように決められています。
指数オプション:平日8:45~15:10 16:30~翌5:30
有価証券オプション:平日9:00~11:35 12:30~15:15
一方で、CFDは24時間トレードすることができます。
この違いは、CFDが有利です。
3.オプション取引は取り引きに期日がある
オプション取引では、永久に権利を持ち続けることができません。
取引できる期限(期日)が定められており、期日の前営業日が取引最終日となります。
決済せずに期日をむかえると、SQ(エスキュー)と呼ばれる特別清算指数値で自動的に決済されます。
この違いも、CFDが有利です。
まとめ
個別株への投資は、トレードスタイルによって、CFD、オプション取引のどちらがベストか別れます。
オプション取引が向く場合
・株価指数などを買うor売る権利を取引したい
CFDが向く場合
・株価指数や商品そのものに投資したい
・期日を決めずに保有したい
CFDと比較した金融商品一覧