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VIX指数(恐怖指数)とは? どんな種類がある?
VIX指数とは
VIX指数は、アメリカのシカゴ・オプション取引所が作り出したボラティリティ※1・インデックス(Volatility Index)の略称です。
VIX指数はS&P500※2を対象とするオプション取引の値動きを元に算出・公表されています。
VIX指数は投資家心理を示す数値として利用され、数値が高いほど投資家が相場の先行きを不安視していて、「恐怖指数」という別名が付けられています。
※1 ボラティリティ:値動きの度合いを意味し、激しい値動きをするとボラティリティの数値は高くなります。
※2 S&P500:ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な大型株500銘柄の株価を基に算出される、アメリカの代表的な株価指数。
VIX指数は、平常時は10~20の間をうろうろしていますが、米国株(S&P500)が暴落すると下図のように急騰します。
また、VIX指数には様々な種類がありますので、それぞれの特徴を紹介します。
VIX指数の種類
VIX指数と、VIX指数に連動する指数に投資可能な商品には以下の種類があります。
名前 | 特徴 | 銘柄コード (米国コード) |
VIX ボラティリティ指数 (VOLATILITY S&P 500) |
S&P500(SPX)の今後30日間の 価格変動の大きさを測定 |
日本なし (VIX) |
VIX ボラティリティ指数3ヶ月 (CBOE S&P500 3 M Volatility ) |
S&P500(SPX)の今後3か月間の 価格変動の大きさを測定 |
日本なし (VXV) |
VIX短期先物指数ETF | VIX先短期物指数にロールオーバー コストを加え、円換算したもの |
1552 (VXX) |
VIX中期先物指数ETF | VIX中期先物指数にロールオーバー コストを加え、円換算したもの |
1561 (VXZ) |
米国VIブルETF | VIXボラティリティ指数に連想し 1.5倍動く |
日本なし (UVXY) |
米国VIベアETF | VIXボラティリティ指数に 逆連動し、-0.5倍動く |
日本なし (SVXY) |
また、VIX指数に近い値動きをする、日経平均に逆相関する投資商品も紹介します。
名前 | 特徴 | 銘柄コード (米国コード) |
日経平均VI先物指数 ETN | 日経平均株価の価格変動の 大きさを測定 |
2035 (米国なし) |
日経ダブルインバース上場投信 | 日経平均の逆方向に2倍動く | 1357 (米国なし) |
日経平均ベア2倍上場投信 | 日経平均の逆方向に2倍動く | 1360 (米国なし) |
楽天 ETF-日経ダブルインバース 指数連動型 |
日経平均の逆方向に2倍動く | 1459 (米国なし) |
VIXボラティリティ指数(米国コード:VIX 日本なし)
新聞などで言われているVIX指数は、この指数のことです。
アメリカ・日本の市場のどちらも投資することができません。
→値動きなど詳しく確認
VIXボラティリティ指数3か月(米国コード:VXV 日本なし)
先ほどのVIX指数は1ヶ月先の米国株市場を予想するのに対して、こちらは3ヶ月先で、値動きも若干マイルドです。アメリカの市場で投資できます。
日本で取り扱っている業者は「GMOクリック証券CFD」です。
→値動きなど詳しく確認
VIX短期先物指数ETF(米国コード:VXX 日本コード:1552)
上の2つはロールーバーコストを考慮していませんが、こちらはロールオーバーコストを考慮していますので、徐々に値が下がっていく傾向にあります。
ETFですので日本では、ほとんどの証券会社で取り扱っています。
→値動きなど詳しく確認
VIX中期先物指数ETF(米国コード:VXZ 日本コード:1561)
VIX短期先物指数ETFと同様、ロールオーバーコストを考慮していますので、徐々に値が下がっていく傾向にあります。ただし、VIX短期先物指数ETFよりは、値が下がるスピードが遅いです。
ETFですので日本では、ほとんどの証券会社で取り扱っています。
→値動きなど詳しく確認
米国VIブルETF(米国コード:UVXY 日本なし)
VIXボラティリティ指数に連想し、その1.5倍動くように作られています。
ETFと書かれていますが、日本取引所(東京証券取引所・大阪取引所)では取り扱っていません。
そのため、日本では「GMOクリック証券CFD」が取り扱っています。
→値動きなど詳しく確認
米国VIベアETF(米国コード:SVXY 日本なし)
VIXボラティリティ指数に逆連想し、その-0.5倍動くように作られています。
ETFと書かれていますが、日本取引所(東京証券取引所・大阪取引所)では取り扱っていません。
そのため、日本では「GMOクリック証券CFD」が取り扱っています。
→値動きなど詳しく確認
日経平均VI先物指数ETN(米国なし 日本コード:2035)
この商品は、米国株ではなく日経平均株価が下がると、上がるようになります。
こちらもロールオーバーコストを考慮しているため、徐々に値が下がります。
ETNも、日本ではほとんどの証券会社で取り扱っています。
→値動きなど詳しく確認
日経ダブルインバース上場投信(米国なし 日本コード:1357)
日経平均株価が下がると、約2倍上がります。
ETFのため、日本ではほとんどの証券会社で取り扱っています。
→値動きなど詳しく確認
日経平均ベア2倍上場投信(米国なし 日本コード:1360)
日経平均株価が下がると、約2倍上がります。
ETFのため、日本ではほとんどの証券会社で取り扱っています。
→値動きなど詳しく確認
楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型(米国なし 日本コード:1459)
日経平均株価が下がると、約2倍上がります。
ETFのため、日本ではほとんどの証券会社で取り扱っています。
→値動きなど詳しく確認