VIX指数(恐怖指数)とは? どんな種類がある? わかり易く説明します

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VIX指数(恐怖指数)とは? どんな種類がある?

VIX指数とは

VIX指数は、アメリカのシカゴ・オプション取引所が作り出したボラティリティ※1・インデックス(Volatility Index)の略称です。

VIX指数はS&P500※2を対象とするオプション取引の値動きを元に算出・公表されています。
VIX指数は投資家心理を示す数値として利用され、数値が高いほど投資家が相場の先行きを不安視していて、「恐怖指数」という別名が付けられています。

※1 ボラティリティ:値動きの度合いを意味し、激しい値動きをするとボラティリティの数値は高くなります。
※2 S&P500:ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な大型株500銘柄の株価を基に算出される、アメリカの代表的な株価指数。

VIX指数は、平常時は10~20の間をうろうろしていますが、米国株(S&P500)が暴落すると下図のように急騰します。

2018年11月~12月 S&P500とVIX指数の値動き

また、VIX指数には様々な種類がありますので、それぞれの特徴を紹介します。


VIX指数の種類

VIX指数と、VIX指数に連動する指数に投資可能な商品には以下の種類があります。

VIX指数関連商品一覧表
名前 特徴 銘柄コード
(米国コード)
VIX ボラティリティ指数
(VOLATILITY S&P 500)
S&P500(SPX)の今後30日間の
価格変動の大きさを測定
日本なし
(VIX)
VIX ボラティリティ指数3ヶ月
(CBOE S&P500 3 M Volatility )
S&P500(SPX)の今後3か月間の
価格変動の大きさを測定
日本なし
(VXV)
VIX短期先物指数ETF VIX先短期物指数にロールオーバー
コストを加え、円換算したもの
1552
(VXX)
VIX中期先物指数ETF VIX中期先物指数にロールオーバー
コストを加え、円換算したもの
1561
(VXZ)
米国VIブルETF VIXボラティリティ指数に連想し
1.5倍動く
日本なし
(UVXY)
米国VIベアETF VIXボラティリティ指数に
逆連動し、-0.5倍動く
日本なし
(SVXY)

また、VIX指数に近い値動きをする、日経平均に逆相関する投資商品も紹介します。

日経平均逆相関関連商品一覧表
名前 特徴 銘柄コード
(米国コード)
日経平均VI先物指数 ETN 日経平均株価の価格変動の
大きさを測定
2035
(米国なし)
日経ダブルインバース上場投信 日経平均の逆方向に2倍動く 1357
(米国なし)
日経平均ベア2倍上場投信 日経平均の逆方向に2倍動く 1360
(米国なし)
楽天 ETF-日経ダブルインバース
指数連動型
日経平均の逆方向に2倍動く 1459
(米国なし)

VIXボラティリティ指数(米国コード:VIX 日本なし)

新聞などで言われているVIX指数は、この指数のことです。
アメリカ・日本の市場のどちらも投資することができません。
値動きなど詳しく確認


VIXボラティリティ指数3か月(米国コード:VXV 日本なし)

先ほどのVIX指数は1ヶ月先の米国株市場を予想するのに対して、こちらは3ヶ月先で、値動きも若干マイルドです。アメリカの市場で投資できます。
日本で取り扱っている業者は「GMOクリック証券CFD」です。
値動きなど詳しく確認


VIX短期先物指数ETF(米国コード:VXX 日本コード:1552)

上の2つはロールーバーコストを考慮していませんが、こちらはロールオーバーコストを考慮していますので、徐々に値が下がっていく傾向にあります。
ETFですので日本では、ほとんどの証券会社で取り扱っています。
値動きなど詳しく確認


VIX中期先物指数ETF(米国コード:VXZ 日本コード:1561)

VIX短期先物指数ETFと同様、ロールオーバーコストを考慮していますので、徐々に値が下がっていく傾向にあります。ただし、VIX短期先物指数ETFよりは、値が下がるスピードが遅いです。
ETFですので日本では、ほとんどの証券会社で取り扱っています。
値動きなど詳しく確認


米国VIブルETF(米国コード:UVXY 日本なし)

VIXボラティリティ指数に連想し、その1.5倍動くように作られています。
ETFと書かれていますが、日本取引所(東京証券取引所・大阪取引所)では取り扱っていません。
そのため、日本では「GMOクリック証券CFD」が取り扱っています。
値動きなど詳しく確認


米国VIベアETF(米国コード:SVXY 日本なし)

VIXボラティリティ指数に逆連想し、その-0.5倍動くように作られています。
ETFと書かれていますが、日本取引所(東京証券取引所・大阪取引所)では取り扱っていません。
そのため、日本では「GMOクリック証券CFD」が取り扱っています。
値動きなど詳しく確認


日経平均VI先物指数ETN(米国なし 日本コード:2035)

この商品は、米国株ではなく日経平均株価が下がると、上がるようになります。
こちらもロールオーバーコストを考慮しているため、徐々に値が下がります。
ETNも、日本ではほとんどの証券会社で取り扱っています。
値動きなど詳しく確認


日経ダブルインバース上場投信(米国なし 日本コード:1357)

日経平均株価が下がると、約2倍上がります。
ETFのため、日本ではほとんどの証券会社で取り扱っています。
値動きなど詳しく確認


日経平均ベア2倍上場投信(米国なし 日本コード:1360)

日経平均株価が下がると、約2倍上がります。
ETFのため、日本ではほとんどの証券会社で取り扱っています。
値動きなど詳しく確認


楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型(米国なし 日本コード:1459)

日経平均株価が下がると、約2倍上がります。
ETFのため、日本ではほとんどの証券会社で取り扱っています。
値動きなど詳しく確認





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