VIX指数のレバレッジを各CFD業者(証券会社)で比較

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著者:VIXパンダ 更新日:2022年3月31日

VIX指数のレバレッジを各CFD業者(証券会社)で比較

CFDのレバレッジとは

CFD業者に証拠金を担保として預けることで、手持ちの資金の何倍もの商品を売買し、大きな利益を狙う取り引きの仕組みをレバレッジと言います。

なお、証拠金を預けたらどんなに大きな額でも、無限に取り引きできるわけではありません。
レバレッジには上限があり、それを最大レバレッジといいます。

例えば、証拠金の10倍までの取り引きができる場合は、最大レバレッジは10倍となります。

FXでは、最大レバレッジは業者によらず一律25倍(法人ではなく個人の場合)ですが、
CFDの場合、業者ごと、商品ごとに最大レバレッジが異なります。

では、VIX指数の最大レバレッジについて、CFD業者ごとに見てみましょう。


VIX指数の最大レバレッジを比較

現在、以下のCFD業者でVIX指数の取り扱いが可能です。

そこで、各CFD業者の最大レバレッジを比較しました。

VIX指数の最大レバレッジ比較表
CFD業者 最大レバレッジ
IG証券CFD 10倍
GMOクリック証券CFD 5倍
LINE CFD 5倍

GMOクリック証券CFD・LINE CFDでは預けた証拠金の最大5倍、IG証券CFDでは最大10倍の取り引きが可能です。

例えば、100万円の証拠金を預けた場合、GMOクリック証券CFD・LINE CFDでは最大500万円分のVIX指数を、IG証券CFDでは最大1000万円分のVIX指数を購入可能です。


VIX指数のレバレッジを決定するのは投資家自身です

最大レバレッジは、CFD業者によりきめられていますが、どの程度のレバレッジでトレードするかは投資家が自由に決められます。
(ただし、最大レバレッジを超えたレバレッジで取り引きすることはできません)

例1)レバレッジ1倍でVIX指数を取り引きしたい場合
レバレッジ1倍は、証拠金と同額のVIX指数を購入することを意味します。
証拠金100万円を入金し、100万円分のVIX指数を購入するとレバレッジ1倍になります。

例2)レバレッジ2倍でVIX指数を取り引きしたい場合
レバレッジ2倍は、証拠金の2倍のVIX指数を購入することを意味します。
証拠金100万円を入金し、200万円分のVIX指数を購入するとレバレッジ2倍になります。

例3)レバレッジ3倍でVIX指数を取り引きしたい場合
レバレッジ3倍は、証拠金の3倍のVIX指数を購入することを意味します。
証拠金100万円を入金し、300万円分のVIX指数を購入するとレバレッジ3倍になります。


レバレッジを大きくするメリット・デメリット

レバレッジを大きくする=少ない証拠金で大きな金額を取り引きする場合にはメリットとデメリットがあります。

レバレッジを大きくするメリット
・預ける証拠金が少なくても、大きな利益を狙うことが可能
・預ける証拠金が少なくても、取り引き金額を大きくできるため、資金効率が良い

レバレッジを大きくするデメリット
・取り引き金額が大きくなるため、損失も大きくなる
・レートが多少マイナスに動いただけで、ロスカット(強制決済)される

このように、メリット、デメリットを良く考えて、ご自身に最適なレバレッジでVIX指数を取り引きを行う必要があります。


VIX指数に最適なレバレッジは?

VIX指数に最適なレバレッジを考える際、私は過去の値動きを参考にします。

リスクヘッジに利用できるVIX指数の過去の最低値は、2006年11月16日に記録した11.03です。
詳しくはこちらです
リスクヘッジに利用できるVIX指数
VIX ボラティリティ指数3ヶ月(CBOE S&P500 3 M Volitlity)のチャート

そのため、VIX指数が10を下回ることは考えにくいと判断し、10まで耐えられる(=ロスカットされない)レバレッジに設定します。

例1)VIX指数=20.0、1ドル=100円で、600ドル(CFD価格の30倍)購入
基本的に、証拠金以上の損失が発生するとロスカットされます。
そのため、VIX指数=10.0になったとき、含み損は
(10-20)×30=-300ドル=30000円です。

つまり、30000円の証拠金であれば、VIX指数が10より上の数値にある限り、耐えられます。
この時のレバレッジは、600ドル(60000円)のVIX指数を30000円で購入するため、
60000÷30000=2
レバレッジ2倍です。

例2)VIX指数=15.0、1ドル=100円で、600ドル(CFD価格の40倍)購入
基本的に、証拠金以上の損失が発生するとロスカットされます。
そのため、VIX指数=10.0になったとき、含み損は
(10-15)×40=-200ドル=20000円です。

つまり、20000円の証拠金であれば、VIX指数が10より上の数値にある限り、耐えられます。
この時のレバレッジは、600ドル(60000円)のVIX指数を20000円で購入するため、
60000÷20000=3
レバレッジ3倍です。

ちなみに、GMOクリック証券CFDであれば、自分でレバレッジを計算しなくても、ロスカット水準を簡単に設定できますので、CFD初心者にもオススメです。
詳しくはこちらです→VIX指数取り扱いCFD業者(証券会社)のロスカット水準を比較



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