VIX指数 > CFD取り扱い証券会社を比較 > レバレッジを比較
著者:VIXパンダ 更新日:2023年3月16日
CFD取り扱い証券会社のレバレッジを比較
レバレッジとは
レバレッジとは、取引業者に自分のお金を預け、預けたお金(証拠金といいます)以上の金額を取引できる制度です。
例えば、3万円の日経平均を10株を購入したい場合、30万円必要です。
でも、CFDであれば30万円以下で10株購入できますし、保有中も株の信用取引みたいに金利・日歩・逆日歩などは一切かかりません。
また、最大レバレッジはCFD業者によって決められていますが、実際のレバレッジは購入する商品の価格と証拠金で決まります。
レバレッジ2倍であれば証拠金の2倍の取引、レバレッジ5倍であれば証拠金の5倍の取引を行うことになります。
実際のレバレッジ=商品の価格×購入量÷証拠金
例えば日経平均CFDを以下の条件で購入する場合、預けたお金(証拠金)によって、実際のレバレッジは下表のように変動します。
日経平均CFD 購入条件
・日経平均CFDの株価:3万円
・購入数量:10株
必要証拠金 | 30万円 | 15万円 | 10万円 | 6万円 | 3万円 |
レバレッジ | 1倍 | 2倍 | 3倍 | 5倍 | 10倍 |
レバレッジのメリット
・少ない証拠金でも、大きな利益を得られる可能性がある
・効率的な資産運用が可能
・株の信用取引のように金利・日歩・逆日歩を支払う必要がない
レバレッジのデメリット
・レバレッジが大きいと、損失を出した時の金額も大きくなる
・預け入れた証拠金以上の評価損で強制決済(ロスカット)になる。
CFD取引では、レバレッジを利用した取引になりますが、レバレッジをかけたくない場合は、購入投資商品と同額の証拠金をCFD業者に入金することでレバレッジ1倍となり、実質的にレバレッジをかけない取引になります。
また、最大レバレッジはCFD業者により異なりますので、調べてみました。
CFD業者のレバレッジを比較
GMOクリック 証券CFD |
サクソバンク 証券CFD |
IG証券CFD | LINE CFD | DMM CFD | 岡三オンライン 証券CFD (くりっく365) |
|
VIX指数CFD | 5倍 | 取扱いなし | 10倍 | 5倍 | 取扱いなし | 取扱いなし |
株価指数CFD | 10倍 | 10倍 | 10倍 | 10倍 | 10倍 | 25~30倍 |
日経225CFD | 10倍 | 10倍 | 10倍 | 10倍 | 10倍 | 25~30倍 |
NYダウCFD | 10倍 | 10倍 | 10倍 | 10倍 | 10倍 | 50倍 |
S&P500CFD | 10倍 | 10倍 | 10倍 | 10倍 | 10倍 | 取扱いなし |
商品CFD | 20倍 | 20倍 | 20倍 | 20倍 | 20倍 | 取扱いなし |
原油CFD | 20倍 | 20倍 | 20倍 | 20倍 | 20倍 | 取扱いなし |
金CFD | 20倍 | 20倍 | 20倍 | 20倍 | 20倍 | 取扱いなし |
ハイレバレッジ型CFD | 5倍 | 取扱いなし | 取扱いなし | 取扱いなし | 取扱いなし | 取扱いなし |
REIT型CFD | 5倍 | 取扱いなし | 取扱いなし | 5倍 | 取扱いなし | 取扱いなし |
個別株CFD | 5倍 | 5倍 | 5倍 | 5倍 | 取扱いなし | 取扱いなし |
債券CFD | 取扱いなし | 5倍 | 50倍 | 取扱いなし | 取扱いなし | 取扱いなし |
VIX指数CFDの最大レバレッジは10倍
VIX指数の最大レバレッジは、IG証券CFDの10倍です。
株価指数CFD、日経225CFDの最大レバレッジは25~50倍
株価指数CFD、日経225CFDの最大レバレッジは、岡三オンライン証券CFD(くりっく株365)の25~50倍です。
岡三オンライン証券CFD(くりっく株365)のレバレッジ計算法は、下のようにかなり複雑です。
- 株価指数証拠金取引における株価指数清算価格の価格変動率(当日清算価格÷前取引日清算価格の自然対数)について、算出基準日(毎週最終取引日)の属する週から遡る過去24週間分の標準偏差を算出し、ヒストリカル・ボラティリティ(取引日率換算値)とします。
- 価格変動率が正規分布すると仮定し、両側99%の範囲をカバーするために、ヒストリカル・ボラティリティに2.58を乗じます。
- 算出基準日の株価指数清算価格を乗じ、価格変動率から価格変動幅に変換します。
- 算出された数値を30の倍数となるように切り上げ、100倍した額に1万円を足した金額を株価指数証拠金基準額とします。
このように、レバレッジの計算がわかりにくいのですが、大体25~50倍となります。
日経225CFD取り扱い業者は、下の記事で詳しく比較しています。
→日経225CFD取り扱い証券会社を比較
NYダウCFDの最大レバレッジは10倍
NYダウCFDの最大レバレッジは、岡三オンライン証券CFD(くりっく株365)の約50倍です。
NYダウCFD取り扱い業者は、下の記事で詳しく比較しています。
→NYダウCFD取り扱い証券会社を比較
S&P500CFDの最大レバレッジは10倍
S&P500の最大レバレッジは、取扱いのある全てのCFD業者で10倍です。
S&P500CFD取り扱い業者は、下の記事で詳しく比較しています。
→S&P500CFD取り扱い証券会社を比較
商品CFD(金、原油含む)の最大レバレッジは20倍
商品CFDの最大レバレッジは、取扱いのある全てのCFD業者で20倍です。
金と原油については、取り扱い業者を下の記事で詳しく比較しています。
→金CFD取り扱い証券会社を比較
→原油CFD取り扱い証券会社を比較
ハイレバレッジ型CFD、REIT型CFD、個別株CFDの最大レバレッジは5倍
ハイレバレッジ型CFD、REIT型CFDの取り扱いはGMOクリック証券CFDのみで、最大レバレッジが5倍です。
個別株CFDの最大レバレッジは20倍
個別株CFDの最大レバレッジは、取扱いのある全てのCFD業者で5倍です。
債券CFDの最大レバレッジは50倍
債券CFDの取り扱いはサクソバンク証券CFD・IG証券CFDで、特にIG証券CFDの場合、債券は価格変動が小さいせいか、最大レバレッジは50倍です。
CFD取り扱い証券会社を比較
- 取り扱い商品・銘柄を比較
- 手数料・スプレッドを比較
- 即日取引できるCFD業者(口座開設日数を比較)
- 入金方法を比較
- レバレッジを比較
- 配当金を比較
- モバイル対応で比較
- 分別管理・信託保全を比較
- 取り引き時間を比較