楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459)の空売り(売り建て)で稼げる?

TOP画像


VIX指数 > VIX指数とは > VIX指数ETF・ETNの空売り方法 > 1459空売り(売り建て)

著者:VIXパンダ 更新日:2020年4月6日

日経ダブルインバース指数連動型(1459)の空売りで稼げる?

楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459)の過去のチャート

下の図は、楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型の2014年7月~2020年4月までのチャートです。

楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459) チャート

このチャートから、楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型は毎年確実に下がっているのがわかります。

日経ダブルインバース指数は、日経平均株価の前日比変動率のマイナス2倍に連動します。
つまり、日経平均株価が下がれば、その2倍上昇します。
逆に、日経平均株価が上がれば、その2倍下落します。

※インバース型:原指標(TOPIXや日経平均など)の日々の変動率に一定の負の倍数を乗じて算出されるインバース型指標に連動する運用をする商品

インバース型の商品を2営業日以上保有した場合、複利効果により原指標に対する倍率は変動します。
そのため、保有する期間が長いほど、インバース効果が逓減していく→価格が下がるという特性があります。

「価格が下がることがわかっているのなら、売りから入ればもうかるのでは?」
と考えた方もおられるかもしれません。

実は、楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型は、売りから入ることも可能です。


楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459)を空売り(売り建て)できる・できないの確認方法

楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型を空売りする場合、「信用取引」という制度を利用します。
信用取引:証券会社からお金を借りて、持っている資金以上の投資を行うこと

調べてみると、2020年4月2日時点で、楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型の空売りができました。

希望の銘柄が空売りできるかどうかのチェックは、各証券会社で銘柄コード検索(今回は1360で検索)して、「貸借」と書いていれば空売り可能です。

下の画面は、SBI証券で楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型が空売り可能かチェックした結果です。


楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型は、「貸借」と書かれていますので、空売りできます。


楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459)を空売り(売り建て)する時のコスト

ETFの売り建ては信用取引でしかできません。
信用取引で売り建てする際、通常の売買手数料以外に、以下のコストが発生します。

金利(貸株料):お金を借りて取引を行うため、信用取引の買い建てでは証券会社に対して金利を支払います。売り建ての場合は貸株料を支払います。
逆日歩(ぎゃくひぶ):売り建てが多すぎて株が不足した時に追加でかかる費用です。

どちらも保有している間は毎日発生します。
金利は証券会社によって異なりますが、どこも大体3%前後です。

逆日歩は銘柄や日によって異なります。

楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459)の逆日歩について証券会社に確認しましたが、2019年4月~2020年4月6日まで約1年間は発生していないとのことでした。

楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型(株価4905円)を100株売り建て時保有コスト


   1日当たりの保有コスト
 金利(貸株料)  4905円×100株×3%÷365日=40.3円
 逆日歩 0円×100株=0円
 合計 40.3円

楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型100株に対して1日40.3円のコストがかかります。
このほか、
事務管理費(新規建約定日から1カ月経過ごと):1株当たり11銭(税込)
※100円に満たない場合は110円(税込)、1,000円を超える場合には1,100円(税込)とします。
取引手数料:証券会社ごとに決められたETF売買時に発生する手数料
がかかります。

保有中はコストがかかることがわかります。


楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459)信用取引時の注意点

楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459)の信用取引をする際、保有コストはかかりませんが、例えば、最大手証券会社のSBI証券では制度信用取引(返済期限6か月)のみの取引となり、保有期限があります。

保有期限を過ぎても持っていたら、証券会社のオペレーター対応で決済され、決済費用を請求されますので注意が必要です。


結論

楽天 ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459)を信用取引の売り建てで保有する場合、保有期限があります。また、保有中は継続してコストがかかります。

ただし、別のVIX指数で売りから入る場合は保有期限がなく、保有コストもかかりませんので、安心して長期保有できます。
VIX指数(売り)を長期保有して安定収入を得る投資法


VIX指数ETF・ETNの空売り方法


人気記事ランキング

VIX指数を学ぶ

CFDを学ぶ

投資種類別カテゴリ

大手CFD業者一覧

著者紹介


Copy Right VIX指数CFDで投資のリスクヘッジ【ブイヘジ】Co.,Ltd.

当サイトについて  | 運営者情報  | 利用規約 | プライバシーポリシー

page top