VIX指数 > ベストな投資先 > 米国株アルファベット(GOOGL)への投資はCFD・ETF・投資信託のどれがおすすめ?
著者:VIXパンダ 更新日:2021年5月13日
米国株アルファベット(GOOGL)への投資はCFD・証券会社どっちがおすすめ?
この記事のもくじ- 米国株アルファベット(GOOGL)投資でのCFD・証券会社のメリット・デメリット比較
- 米国株アルファベット(GOOGL)投資でのCFD・証券会社の2020年投資成績を比較
- 米国株アルファベット(GOOGL)取り扱い業者一覧
- 米国株アルファベット(GOOGL)取り扱い業者の手数料を比較
- 米国株アルファベット(GOOGL)CFDの保有コスト
- 米国株アルファベット(GOOGL)への投資にかかる税金
- 結論
1.米国株アルファベット(GOOGL)投資でのCFD・証券会社のメリット・デメリット比較
アルファベットとは?
アルファベットはアメリカの大手インターネット関連企業です。
検索サイト・グーグル「google.com」を運営するほか、検索エンジン、オンライン広告、クラウドコンピューティング、ソフトウエアなどIT関連製品とサービスを提供しています。
携帯電話「アンドロイド」、ブラウザ「クローム」、インターネットテレビ「Google TV」等独自のOSを展開し、動画配信サービスYoutubeも提供しています。
株式は3種類
アルファベットは、
- クラスA(ティッカー:GOOGL、議決権あり)
- クラスB(非上場、議決権がAの10倍)
- クラスC(ティッカー:GOOG、議決権なし)
の3種類の株式を発行しています。
クラスBは創業者のラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリンとGoogle元CEOのエリック・シュミットの3人が保有しており、一般市場で売買されることはありません。
クラスAの株は議決権がありますが、クラスBはクラスAの10倍の議決権を持ち、創業者の2人が議決権の約55%を占めています。そのため、実質的にこの2人が拒否権を持っており、他の株主が議決権ありのGOOGLを購入したところで経営には全く影響を及ぼせません。
そのため、クラスA、Cのどちらを買っても変わりませんし、株価もほぼ同じです。
時価総額は世界トップ5に入る
時価総額1兆4000億ドルと、世界上位5社に入る巨大企業です。
アルファベット株はアメリカのナスダック市場に上場しており、CFD・証券会社で取引可能です。
投資方法 | メリット | デメリット |
CFD | ・少額で大きな金額を取引可能 | ・CFDの仕組みを理解する必要がある ・保有中は価格調整額が発生 |
証券会社で 個別株投資 |
・保有中に手数料の発生なし | ・売買時為替手数料発生 |
では、それぞれの商品について具体的に紹介します。
CFD
CFDでは、保有中に価格調整額が発生しますが、レバレッジ制度を活用することで、少額でも保有資金以上の取引が可能です。
証券会社での個別株投資
アルファベットは外国株ですが、SBI証券・マネックス証券・楽天証券で、日本の株と同じように売買できます。
ただし、売買手数料は日本の株に比べて高めで、さらに為替手数料が発生します。
(CFDは、為替手数料が発生しない業者もあります。)
2.米国株アルファベット(GOOGL)投資でのCFD・証券会社の2020年投資成績を比較
次に米国株アルファベット(GOOGL)の投資リターンをCFD・証券会社で比較しました。
CFDは大手GMOクリック証券CFDが取り扱っている「アルファベット(GOOGL)」を採用しました。
証券会社はSBI証券を採用しました。
投資手段 | 利用した会社 | リターン※ | 年初価格 | 年末価格 | 配当金 |
CFD | GMOクリック証券CFD (レバレッジ3倍) |
+81.54% | 1344.60ドル | 1750.44ドル | 0円 |
CFD | GMOクリック証券CFD (レバレッジ2倍) |
+54.36% | 1344.60ドル | 1750.44ドル | 0円 |
証券会社 | SBI証券 | +29.99% | 1348.41ドル | 1752.64ドル | 0円 |
CFD | GMOクリック証券CFD (レバレッジ1倍) |
+27.18% | 1344.60ドル | 1750.44ドル | 0円 |
※CFDのリターンは、価格調整額(アルファベットの価格調整額は年間-3%)を考慮しています
結論
2020年のリターンは、価格調整額だけCFDが低いです。
ただし、レバレッジを活用することで、CFDのリターンが証券会社の個別株取引を上回ります。
レバレッジの詳細はこちらです→CFDのレバレッジとは?
そこで、米国株アルファベット(GOOGL)の取り扱い業者について調べてみます。
3.米国株アルファベット(GOOGL)取り扱い業者一覧
米国株アルファベット(GOOGL)CFDはCFD業者と証券会社で取引が可能です。
と言っても、全ての業者が取引できるわけではないので、主なCFD業者と証券会社の米国株アルファベット(GOOGL)取扱い状況を調べました。
GMOクリック証券CFD | IG証券CFD | DMM CFD | OANDA JAPAN CFD | 岡三オンライン証券 CFD(くりっく株365) |
〇 | 〇 | × | × | × |
米国株アルファベット(GOOGL)CFDは、GMOクリック証券CFDで取り引き可能です。
次に気になるのが、手数料です。
SBI証券 | マネックス証券 | 楽天証券 | 野村證券 | SMBC日興証券 | みずほ証券 | 大和証券 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
大手証券会社の野村・大和・SMBC日興・みずほ証券も米国株アルファベット(GOOGL)の取扱いがありますが、例えば野村證券では71000円以下だと手数料11%、71000円~75万円で7810円と、手数料が非常に高いです。
ネット系証券会社のSBI・マネックス・楽天証券は、証券会社の中では比較的安い手数料で取引可能です。
4.米国株アルファベット(GOOGL)取り扱いCFD業者と証券会社の手数料を比較
米国株アルファベット(GOOGL)価格はドル建てのため、CFD業者と証券会社では以下の手数料が発生します。
- 為替手数料
- 売買手数料
- スプレッド
では、各CFD業者・証券会社の手数料を比較してみます。
取扱業者 | 為替手数料 (片道) |
取引手数料 (片道) |
スプレッド | アルファベット(GOOGL) 1株あたり※ 合計往復手数料 |
GMOクリック証券CFD | 無料 | 無料 | 5ドル | 550円 |
SBI証券 | 25銭 | 約定金額の0.495% ただし 下限:0ドル 上限:22ドル |
無料 | 3510円 |
マネックス証券 | 25銭 | 約定金額の0.495% ただし 下限:0ドル 上限:22ドル |
無料 | 3510円 |
楽天証券 | 25銭 | 約定金額の0.495% ただし 下限:0ドル 上限:22ドル |
無料 | 3510円 |
IG証券CFD | 0.3% | 16.5ドル※ | 2.8ドル | 5396円 |
※米国株アルファベット(GOOGL)価格1株あたり合計手数料の計算
→米国株アルファベット(GOOGL)価格を2210ドル、1ドル110円としています。
つまり、売買金額は2210ドル×110円×1倍=24万3100円となります。
※IG証券CFDの取引手数料は750株まで一律16.5ドル、751株以降1株当たり0.022ドルです。
米国株アルファベット(GOOGL)1株あたりの手数料で比較してみると、GMOクリック証券CFDが激安なのがわかります。
手数料を見る限り、GMOクリック証券CFDを利用するのが賢い選択です。
5.米国株アルファベット(GOOGL)CFDの保有コスト
GMOクリック証券CFDは保有中に価格調整額が発生
価格調整額とは、GMOクリック証券CFDで米国株アルファベット(GOOGL)CFDを保有することによって発生する調整額です。
米国株アルファベット(GOOGL)CFDは、年率換算約3%の価格調整額が発生します。
例えば、GMOクリック証券CFDで約100万円のアルファベット株を保有していると、1年間で約3万円の価格調整額を支払うことになります。
IG証券CFDは保有中にファンディングコストが発生
IG証券では、保有中にファンディングコストが発生します。
買い:年率換算2.5%+LIBOR※
売り:年率換算2.5%-LIBOR※
※LIBOR (ライボー、London Interbank Offered Rate) とは、ロンドンにおいてインターバンク取引で資金の出し手から提示される金利です。
6.米国株アルファベット(GOOGL)への投資にかかる税金
米国株アルファベット(GOOGL)への投資に対する税金は、CFD・証券会社とも売却益に対する税金です。
CFD・証券会社のどちらも
売却益の税率:20.315%
です。
なお、CFDと証券会社の株は損益通算できません。
例えば、CFD取引で利益が出て株取引で損失が出た場合、CFDによる利益に対しては、株ででどれだけ損失が出ても、きっちり課税されます。
逆に、株取引で利益が出て、CFD取引で損失が出た場合も、やはり株取引の利益に対して課税されます。
7.結論
投資方法により、おすすめの商品は違います。
長期保有(買い)
そこそこのリターンを希望する場合、価格調整額が発生しない、証券会社での個別株取引がおすすめです。
SBI証券・マネックス証券・楽天証券が手数料が低くおすすめです。
リターンを上げたい場合は、CFDのレバレッジを利用すると、リスクは上がりますが、マイナスにならない限り、証券会社よりもリターンが高くなります。
レバレッジの詳細はこちらです→CFDのレバレッジとは?
売り
CFD取引のみ、売りからのトレードが可能です。
短期売買
手数料が安く、レバレッジを利用できるCFDがおすすめです。
短期売買では、手数料の低さが投資成績に大きな影響を与えます。
米国株アルファベット(GOOGL)CFDの取り引きは、GMOクリック証券CFDが、手数料が低くおすすめです。
このように、買いでの長期保有以外は、米国株アルファベット(GOOGL)の取り引きはCFD業者がおすすめです。
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