VIX指数 > QアンドA > 金(gold)・銀(silver)・天然ガスを比較
著者:VIXパンダ 更新日:2020年9月16日
金(gold)・銀(silver)・天然ガスを比較 最適な投資先は?
金(gold)の特徴
- 通貨と異なり、国のリスクと相関しない
- 世界経済が好調なときは軟調に推移し、世界経済が不安定になると堅調に推移
- 株や債券との相関が低い
銀(silver)
- 通貨と異なり、国のリスクと相関しない
- マーケット規模が金より小さく、金よりリスクリターンが大きい
- 世界経済が好調なときは軟調に推移し、世界経済が不安定になると堅調に推移
- 株や債券との相関が低い
天然ガス
- 通貨と異なり、国のリスクと相関しない
- マーケット規模が金より小さく、金よりリスクリターンが大きい
- 世界経済にはほとんど影響を受けない
- 株や債券との相関が低い
→もっと詳しく
そこで、どの商品(コモディティ)が投資対象としてふさわしいか比較しました。
- 金(gold)・銀(silver)・天然ガスの値動きを比較
- 金(gold)・銀(silver)・天然ガスの投資手段を比較
- 結論
1.金(gold)・銀(silver)・天然ガスの値動きを比較
下のグラフは、2010年1月1日の株価を100とした時の2010年1月~2020年1月の金(gold)・銀(silver)・天然ガスの推移を示したものです。
(大昔の数値を見ても今後の値動きの予測には役立たないため、直近の10年ほどを比較しました。)
このグラフから、金と銀は値動きが似ていますが、天然ガスは相関がないことがわかります。
また、金>銀>天然ガスの順で上昇率が高いことがわかります。
※参考データ
金・銀・天然ガス:GMOクリック証券CFDプレミアムチャート
金 | 銀 | 天然ガス | |
2010年 | +29.5% | +83.1% | -22.8% |
2011年 | +10.4% | -10.1% | -32.7% |
2012年 | +6.7% | +9.0% | +12.8% |
2013年 | -28.1% | -35.8% | +26.3% |
2014年 | -1.7% | -19.1% | -32.6% |
2015年 | -10.2% | -12.1% | -16.8% |
2016年 | +8.3% | +15.1% | +46.0% |
2017年 | +13.3% | +6.8% | -12.4% |
2018年 | -1.6% | -8.8% | -3.6% |
2019年 | +18.4% | +15.3% | -25.3% |
2020年※ | +29.1% | +52.9% | +9.2% |
合計リターン | +38.4% | +5.8% | -61.8% |
年間平均リターン | +6.7% | +8.7% | -4.7% |
年間最大下落率 | -28.1% | -35.8% | -32.7% |
金 | 銀 | 天然ガス |
※2020年は9月16日までの成績です
※赤字はその項目で1番成績が良い数字です
結論
2010年から2020年9月の過去10年+αで、年によって成績が良い投資商品が異なりました。
2010年~2014年は銀のリターンが高かったのですが、2015年以降は金が高めです。
天然ガスは、2010年以降の合計リターンがマイナスのため、長期投資には向きません。
2.金(gold)・銀(silver)・天然ガスの投資手段を比較
各商品への投資は、直接投資と間接投資があります。
直接投資:アメリカの市場に上場しているS&P500とNYダウに直接投資する方法で、CFD取引・米国ETFの購入が該当します。
間接投資:日本に上場しているETFのうち、各商品に連動するETFを購入する方法です。
日本ETFは、以下の種類があります。
対象指数 | 名称(コード) | 1日の平均取引高※ |
金 | 米国ETF(GLD6) | 867万ドル |
金 | SPDRゴールド(1326) | 3248万円 |
金 | 純金上場信託(現物国内保管型) (1540) |
1738万円 |
金 | 金価格連動型上場投資信託 (1328) |
749万円 |
銀 | 純銀上場信託(現物国内保管型) (1542) |
7500万円 |
天然ガス | WisdomTree 天然ガス上場投信 (1689) |
750万円 |
※1日の平均取引高は、2020年の取引高より抽出
このように、各商品に連動する日本ETFは取引高が比較的少ないため、
・売値と買値に大きな差が生じる
・売りたいときに売れない
といったことが起こる恐れがあります。
金に連動するETFは、他の商品に比べると取引高は高いのですが、日経225連動ETF(コード:1321)であれば、1日の平均取引高は約140億円です。
そのため、売りたいときに売れないということはなさそうですが、売値と買値の間に差が生じることはありそうです。
一方、米国ETFは米国ETFは1日の取引高が100万ドル以上で頻繁に売買されています。
また、CFD取引であれば「売値と買値に大きな差が生じる」「売りたいときに売れない」といったことが起こりません。
また、CFD取引ではFXと同様にレバレッジ制度を採用していますので、預けた証拠金以上の取引をすることができます。
そのため、配当利回りを何倍にもすることが可能です。
(GMOクリック証券CFDでS&P500・NYダウ・ナスダック100を取引する場合、最大レバレッジは10倍です)
レバレッジ制度の詳細はこちらです→CFDのレバレッジとは?
金(gold)・銀(silver)・天然ガスの投資手段 結論
各商品への投資は、取引量が多い米国ETFか、取引コストが少なく、直接投資できるCFD取引がおすすめ
3.結論
長期投資に向くのは金
金(gold)・銀(silver)・天然ガスは、過去10年の値動きで比較すると、金が一番リターンが高かったです。
そのため、長期投資では金がおすすめです。
ただし、株式に比べるとリターンは劣ります。
詳しくはこちら→S&P500・NYダウ・ナスダック・先進国株式インデックスを比較
長期投資で金に投資する場合、メインの投資を株式にして、金はサブとして(少額で)投資することをおすすめします。
短期売買では天然ガスも魅力的
天然ガスは、値動きが大きいため、値動きの傾向をつかむことができれば、短期売買で大きな利益を狙うことが可能です。
CFDであれば、売買手数料が小さく、レバレッジの活用でさらに利益が大きくなるため、投資家に有利です。
金(gold)・銀(silver)・天然ガスへの投資におすすめのCFD業者
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・預けた証拠金は分別管理かつ全額信託保全で安心
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