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著者:VIXパンダ 更新日:2020年10月6日
中国上海A株指数・香港ハンセン指数を比較
中国上海A株指数・香港ハンセン指数は、いずれも中国の株価指数ですが、投資対象が若干違います。
中国上海A株指数の投資対象:中国A株市場の主要50銘柄で構成される株価指数をいいます。50銘柄は、中華人民共和国の上海証券取引所及び深セン証券取引所に上場する中国A株のうち、流動性及び浮動株比率の基準を満たす時価総額上位の50社で構成されています。→もっと詳しく
香港ハンセン指数の投資対象:ハンセン指数は香港株の代表的なインデックス。香港証券取引所に上場された有力企業50社の株価を時価過重平均しています。
そこで、中国の株価指数に投資するなら、どちらがいいのか比較しました。
- 中国上海A株指数・香港ハンセン指数の値動きを比較
- 中国上海A株指数・香港ハンセン指数の投資方法を比較
- 中国上海A株指数・香港ハンセン指数の配当利回り比較
- 結論
1.中国上海A株指数・香港ハンセン指数の値動きを比較
下のグラフは、2010年1月1日の株価を100とした時の2010年1月~2020年10月の中国上海A株指数・香港ハンセン指数の推移を示したものです。
(大昔の数値は今後の値動きの予測には役立たないため、直近約10年を比較しました。)
このグラフから、上昇の時期、下降の時期はどちらも同じですが、香港ハンセン指数 > 中国上海A株指数の順で上昇率が高いことがわかります。
中国上海A株指数 | 香港ハンセン指数 | |
2010年 | -14.3% | +7.0% |
2011年 | -21.7% | -20.0% |
2012年 | +3.2% | +40.3% |
2013年 | -6.7% | +3.9% |
2014年 | +52.9% | +28.8% |
2015年 | +9.4% | -20.4% |
2016年 | -12.3% | +15.3% |
2017年 | +6.6% | +32.9% |
2018年 | -24.6% | -15.1% |
2019年 | +22.3% | -3.4% |
2020年※ | +17.7% | -10.9% |
約10年間の 合計リターン |
+3.6% | +38.0% |
年間平均リターン | +4.7% | +5.1% |
年間最大下落率 | -24.6%(2018年) | -20.4%(2015年) |
中国上海A株指数 | 香港ハンセン指数 |
※2020年は10月1日までの成績です
※赤字はその項目で1番成績が良い数字です
結論
2010年から2020年9月で、年によって成績が良い投資商品が異なりますが、若干香港ハンセン指数のほうが高めです。
ただし、リターンの差はそれほど大きくなく、どれが将来得られるリターンが1番高いのか予測するのは難しいです。
おそらく、購入・売却時期によっても違ってくるでしょう。
逆に言うと、そのくらい拮抗しているため、どちらの指数に投資しても大きく違わないといえます。
2.中国上海A株指数・香港ハンセン指数の投資方法を比較
中国上海A株指数・香港ハンセン指数への投資
中国上海A株指数・香港ハンセン指数への投資は、直接投資と間接投資があります。
直接投資:中国の市場に上場している投資商品に直接投資する方法で、CFD取引・海外ETFの購入が該当します。
間接投資:日本に上場しているETFのうち、中国上海A株指数・香港ハンセン指数に連動するETFを購入する方法です。
現在、日本ETFは以下の1種類です。
対象指数 | 名称(コード) | 1日の平均取引高※ |
中国上海A株指数 | 南方FTSE中国A株50ETF (1576) |
1万円 |
- |
※1日の平均取引高は、2020年の取引高より抽出
※上場チャイナは現在取引停止
このように、中国上海A株指数・香港ハンセン指数に連動する日本ETFは取引高が少なく、
・売値と買値に大きな差が生じる
・売りたいときに売れない
といったことが起こる恐れがあり、おすすめできません。
一方で、CFD取引・海外ETFであれば、「売値と買値に大きな差が生じる」「売りたいときに売れない」といったことが起こりません。
また、CFD取引・海外ETFを比較すると、為替手数料がなく、レバレッジ取引をできるCFD取引が断然有利です。
詳しくはこちらです→S&P500への投資はCFD業者と証券会社のどちらが有利?
結論
中国上海A株指数・香港ハンセン指数への投資は、CFD取引・米国ETF・日本ETFの3種類あるが、取引コストが少なく、直接投資できるCFD取引がベスト
3.中国上海A株指数・香港ハンセン指数の配当利回りを比較
中国上海A株指数・香港ハンセン指数の配当利回り
中国上海A株指数・香港ハンセン指数への投資は、CFD取引がベストだとわかったため、CFD取り引きをする場合の分配利回りを比較しました。
CFD業者 | 中国上海A株指数 | 香港ハンセン指数 |
GMOクリック証券CFD | 投資額:11.4万円 分配金:+1169円/年 年利回り:+1.03% |
投資額:35.9万円 分配金:+4389円/年 年利回り:+1.22% |
検証に利用したCFD業者は、中国上海A株指数・香港ハンセン指数両方の取扱いがあるGMOクリック証券CFDです。
年利回りは、香港ハンセン指数のほうが若干高いという結果になりました。
また、CFD取引ではFXと同様にレバレッジ制度を採用していますので、預けた証拠金以上の取引をすることができます。
そのため、配当利回りを何倍にもすることが可能です。
(GMOクリック証券CFDで中国上海A株指数・香港ハンセン指数を取引する場合、最大レバレッジは10倍です)
レバレッジ制度の詳細はこちらです→CFDのレバレッジとは?
●レバレッジを利用して香港ハンセン指数CFDへ投資した例
例1)レバレッジ2倍での取引:配当利回り+1.22%×2=+2.44%
例2)レバレッジ3倍での取引:配当利回り+1.22%×3=+3.66%
例3)レバレッジ5倍での取引:配当利回り+1.22%×5=+6.10%
4.結論 どの指数に投資しても大きな差はない
中国上海A株指数・香港ハンセン指数は、いずれも中国の株価に投資します。
そのため、下落や上昇のタイミングも似ていて、リターンも大きな違いがありません。
これらから、現時点では、どちらの指数に投資しても大きな差はありません。
中国上海A株指数・香港ハンセン指数に投資したい場合
中国上海A株指数・香港ハンセン指数は、以下のCFD業者をおすすめします。
中国上海A株指数・香港ハンセン指数の投資におすすめのCFD業者
・中国上海A株指数・香港ハンセン指数の取り引きにベストな証券会社
・分配利回りはプラスで、長期保有にも最適です
・中国上海A株指数・香港ハンセン指数の決済時に為替手数料が発生しません
・預けた証拠金は分別管理かつ全額信託保全で安心
・口座開設、口座維持料金とも0円で、口座開設にお金がかかりません
詳細はGMOクリック証券CFDの公式サイトでチェックしてください。
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