
著者:VIXパンダ 更新日:2019年12月3日
ロールオーバーコストとは?FX・CFD・先物取引で説明
この記事は
「ロールオーバーコストのしくみを知りたい」
方に書いています。
1.ロールオーバーコストとは?
簡単に言うと、投資商品を持ち続けることでかかってくる費用です。
具体的な投資商品ごとに説明したほうがイメージしやすいので、3種類の投資商品で解説します。
2.FXのロールオーバーコスト
FXは、外貨の売買で利益を得る金融商品で、投資対象は通貨です。
例えば、低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買うと、FX会社からスワップポイントをもらえます。
スワップには交換という意味があり、スワップポイントとは、2種類の通貨を交換するときに生じる金利差を意味します。
一方、FXでのロールオーバーは、「ポジションを翌日に持ち越すこと」です。
つまり、FXのロールオーバーコスト=スワップポイントです。
「コスト=支払う」をイメージしがちですが(私もそうでした)、実際は「南アフリカランド円の買い」のように、こちらがもらう場合もあります。
FXでは、平日は毎日ロールオーバーコストが発生します。
3.先物取引のロールオーバーコスト
先物取引とは、ある商品を、将来の決められた日に、取引の時点で決められた価格で売買することを約束する取引です。
将来の決められた日に、今取り決めた価格でモノを買う約束をしておけば、期日が来た時に、市場価格が上がっていても、市場価格より安い価格でモノを買えます。
先物取引では決済する日が決められています。(決済日を期日といいます)
ただ、取引最終日までに、
「期日の投資商品の売りと次の期限の投資商品の買いを同時に行う」
と、継続して保有できます。
このときに発生するコストが、ロールオーバーコストです。
ロースオーバーコストが発生する日は、投資対象によって違います。
4.CFDのロールオーバーコスト
CFDとは、Contract For Differenceの略称で、日本語では、差金決済取引と訳されています。
FXも差金決済取引ですが、CFDの投資対象は、通貨に限らず、様々なものがあります。
その中には先物も含まれています。
あまりにたくさんありすぎるので、具体的な投資商品(GMOクリック証券CFDの米国VI)を例に挙げてみましょう。
米国VIは、VIX指数先物に連動する投資商品です。
先物に連動するため、期日が設定されています。
期日になってもそのまま米国VIを保有する場合、ロールオーバーコストがかかります。
米国VIを買いで保有し、期日に米国VIが上がった場合
期日10月10日の米国VI:15.0ドル
その次の期日(11月10日)の米国VI:20.0ドル
この場合は、評価損益は5ドル分のプラスですが、5ドル分のロールオーバーコストをCFD業者に支払い、ポジションを持ち続けます。
米国VIを買いで保有し、期日に米国VIが下がった場合
期日10月10日の米国VI:15.0ドル
その次の期日(11月10日)の米国VI:12.0ドル
この場合は、評価損益は3ドル分のマイナスですが、3ドル分のロールオーバーコストをCFD業者からもらい、ポジションを持ち続けます。