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日経平均とTOPIXの違いを比較 投資するならどっち?
この記事のもくじ- 日経平均・TOPIXとは? 違いは?
- 日経平均・TOPIXの投資成績・分配金を比較
- 投資するならどっち?
1.日経平均・TOPIXとは? 違いは?
日経平均・TOPIXは、どちらも日本の株価に連動する株価指数です。
ただし、構成銘柄が違います。
日経平均とは
日経平均とは日本の株式市場を代表する225銘柄をもとに算出される株価指数。
TOPIXとは
東証一部に上場している全銘柄の合計時価総額を対象とした株価指数。
※2019年10月22日時点の東証一部上場銘柄数は2155銘柄
つまり、TOPIXのほうが、日経平均より多くの銘柄に、分散投資していることになります。
では、投資成績はどうでしょうか?
2.日経平均・TOPIXの投資成績・分配金を比較
下の図は2008年1月の日経平均・TOPIXの株価指数を100とした場合の、2019年10月までの株価指数の推移を表したものです。
2008年10月のリーマンショックの影響についても確認したかったので、検証開始時期を2008年1月としました。
日経平均・TOPIXの投資成績を比較
図を見ると、日経平均のほうが明らかに成績がいいです。
TOPIXは100→114と、約12年で14%の上昇ですが、日経平均は100→149まで上昇していました。
また、2008年1月からの最大下落率は、どちらも2009年3月に記録しました。
日経平均 | TOPIX |
-50.4% | -48.3% |
最大下落率は、構成銘柄の多いTOPIXが若干抑えられます。
次に、分配金についても違いを確認しました。
日経平均・TOPIXの分配金を比較
比較対象は、以下のETFです。
- 日経平均:日経225連動型上場投資信託(1321)
- TOPIX:TOPIX連動型上場投資信託(1306)
分配日 | 日経平均 | 分配日 | TOPIX | ||
分配金 | 利回り | 分配金 | 利回り | ||
2019年7月8日 | 4090円 | 1.82% | 2019年7月10日 | 3330円 | 2.02% |
2018年7月8日 | 3500円 | 1.52% | 2018年7月10日 | 3050円 | 1.70% |
2017年7月8日 | 2860円 | 1.38% | 2017年7月10日 | 2600円 | 1.56% |
2016年7月8日 | 2690円 | 1.65% | 2016年7月10日 | 2730円 | 2.10% |
2015年7月8日 | 2300円 | 1.10% | 2015年7月10日 | 2300円 | 1.36% |
2014年7月8日 | 1990円 | 1.27% | 2014年7月10日 | 2060円 | 1.58% |
2013年7月8日 | 1870円 | 1.32% | 2013年7月10日 | 1940円 | 1.65% |
2012年7月8日 | 1460円 | 1.57% | 2012年7月10日 | 1510円 | 1.89% |
2011年7月8日 | 1380円 | 1.37% | 2011年7月10日 | 2070円 | 2.35% |
2010年7月8日 | 1530円 | 1.62% | 2010年7月10日 | 1610円 | 1.88% |
2009年7月8日 | 2060円 | 2.04% | 2009年7月10日 | 1880円 | 1.98% |
2008年7月8日 | 2018円 | 1.46% | 2008年7月10日 | 1944円 | 1.44% |
日経平均 | TOPIX |
1.51% | 1.79% |
分配金はTOPIXのほうが若干高めです。
3.投資するならどっち?
リターンは日経平均が高い
225銘柄に選別した日経平均のほうが、高いリターンを期待できます。
保有期間が長期になるほど、その差は顕著に表れてきます。
リスクはTOPIXが若干低い
東証一部の全銘柄に投資するTOPIXのほうが、若干リスクが低いといえます。
分配金利回りはTOPIXが若干高い
分配金利回りはTOPIXのほうが若干高い傾向にあります。
結論 長期投資するなら日経平均
リスク・分配金を差し引いても、長期投資するなら日経平均がおすすめです。
投資期間が1~2年であれば、どちらも大差ありませんが、投資期間が長くなるほど、日経平均のリターンが高くなる傾向にあるため、日経平均が有利になります。
また、日経平均のベストな投資先も調べました
→日経平均(日経225)CFDとは?チャートや先物・ETFとの違い
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